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世界で最も美しい、ヘレーネの森の美術館。 柔らかな光に包まれて、生き生きとゴッホの世界が息づく。その背後に、かくも激しく切実な、〝創造〟という人間の営みがあった。
――安藤忠雄 (建築家 ※現在、クレラー=ミュラー美術館新館を設計中
画家がいかに偉大でも、作品を次世代に引き継がなければ、知られることはない。 ゴッホはヘレーネの手によって大切に集められ、彼女もまた、ゴッホによって救われた物語である。
――馬渕明子(国立西洋美術館長)
何でも買えるほど富裕であったヘレーネは、なぜ、お金では絶対に買えないものを手に入れることができたのか。 美術を通じて、人生について深く考えさせる映画。
――宮津大輔(アートコレクター)
未だ人々の評価が定る前、逸早く ゴッホの作品を高く評価して コレクションに着手したヘレーネ・クレラー・ミュラー夫人。 其れは単なる絵画作品コレクターではなく ゴッホに自分自身と重なる求道心、魂の重なりを感じ 彼の作品の前で癒され 語り 微笑み 涙した 全てが肯定でき そして 感動を超えた魂からの賛同であったのだろう!
――片岡鶴太郎(俳優・画家)
苛烈な現実に拒絶されようとも、その美を全身全霊で描き続けた画家と、彼の苦悩を全身全霊で感得できた稀有な女性。 あまりに人間的な二つの魂の交歓が、 いまもオランダの広大な森にこだまする。
――小野正嗣(作家)
へレーネの愛と信念に感動。 彼女のコレクションには、天才ゴッホが駆け抜けた波乱の生涯を追体験できる力がある。 彼女が人生を賭けた美術館を訪れてみたくなった。
――長谷川一英・恵美子
(現代アートコレクター)
《アルルの夜のカフェ》をはじめファン・ゴッホの代表作を所蔵する、一度は訪れてみたい美術館。 手紙の保管庫や修復室といった舞台裏もこの映画の見どころの一つだ。
――牧口千夏 (京都国立近代美術館主任研究員 「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」企画担当)
南仏時代のゴッホはよく知られていますが、本作では、37年間の人生で37回引越したというゴッホの作品全体の変遷をつかむことができました。 観終わってすぐ、地図を広げました。
――高橋マリ子(モデル・女優)
ヘレーネがファン・ゴッホの巡礼者に課した、長く美しい道行き。 今後もクレラー=ミュラー美術館は 私の一番のお気に入り美術館であり続けるだろう。
――圀府寺司(大阪大学文学研究科・教授)
へレーネが苦悩と絵画への情熱を絵を通してゴッホと共有していく様に、改めて絵画の持つ魅力を感じました。 ゴッホの作風の変化も非常に分かり易く興味深い映画でした。
――古賀陽子(画家)
芸術家として生きている時は不遇であっても、死後に作品への愛と評価とレスペクトを持ったヘレーネが現れゴッホと作品が救われたことを知った…
――三潴末雄 (ミズマアートギャラリー 
エグゼクティブディレクター)
※順不同、敬称略